豆知識 PR

【自分に合う職種はどれ?】ITエンジニアの種類と仕事の特徴!

パソコン画面にロケット
【PR】プロモーションが含まれています。

IT業界といっても実に幅広く、企業ごとに手がけているサービスは様々です。スマホアプリを作りたいのか、働く人を助けるシステムを作りたいのか、ネットワークやセキュリティなどを構築する仕事に興味があるのかなど、どんなエンジニアを目指すかによって選ぶべきIT企業も変わります。

IT業界について説明している記事は多数ありますが、システムインテグレータだとかミドルウェアだとか、JavaだとかC++だとか、当たり前のように専門用語を多用していて頭に入ってきにくいと思います。

それらの記事は大抵、初心者向けではなく、なぜかある程度IT業界のことを知っている人向けに書かれているのです。専門用語こそがIT業界の事業や仕事内容の理解を妨げているのではないでしょうか。

そこで今回は「未経験からITエンジニアを目指す人」に向けて、専門用語を解説しながら、ITエンジニアの種類と仕事の特徴をざっくりお伝えします。あくまでざっくりと理解していただくことが目的なので、ITエンジニアの仕事を知る第一歩としてご活用ください。

ITエンジニアにも様々な種類がある

「ITエンジニア」とはあくまでも大まかな職種の表現に過ぎません。例えば「公務員」といっても警察官や役所勤務など色々分かれているのと似たようなものです。どんな職種があり、それぞれどのような仕事をするのかをご紹介します。

システム開発系のITエンジニア

まず代表的なのが、「システム開発」に携わるITエンジニアです。システム開発の中にも、店舗の在庫管理や売上管理など働く人を助けるシステムを作る会社や、オンラインストアを作る会社、家電や自動車の制御プログラムを作る会社、楽しいスマホアプリを作る会社など非常に様々な種類があります。

システムの種類を挙げていくときりがないのですが、とにかくこういったシステムそのものを実際に作り上げるのが、システム開発系のITエンジニアです。

プログラマー

未経験からであれば、入社後「プログラマー」からスタートします。先輩や上司から「こんな風に作って」という指示があるので、言われた通りにプログラミング言語を使ってシステムを作っていくポジションです。

求人票に「Java」「C++」などが書いてれば、それはプログラミング言語のことです。プログラミング言語は世の中に多数あり、それぞれ特徴があるため、企業ごとに用いているプログラミング言語に違いがあります。絶対にこのプログラミング言語を使っている会社に入るべきだ!なんてことはありません。強いて言えばメジャーな言語であれば、もし転職する場合にも融通がきくのではないでしょうか。

システムエンジニア(SE)

一般的には、プログラマーとして経験を積むと、「システムエンジニア」になることができます。「SE」ともいいます。SEは取引先や社内メンバーと打ち合わせして、先程の「こんな風に作って」の部分を考えるポジションです。多くの場合、実際に自分でプログラミングも行います。

未経験から入社してすぐにSEになれることはないと思うので、プログラマーとして数年経験を積むうちにSEの仕事内容も自然と理解していくことができるでしょう。

プロジェクトリーダー(PL)・プロジェクトマネジャー(PM)

SEからステップアップすると、「プロジェクトリーダー(PL)」や「プロジェクトマネジャー(PM)」になります。IT業界では何か新しいシステムを作るときには「○○開発プロジェクト」というものが立ち上がり、それを指揮するのがPLやPMです。納期を決めて、プログラマーやSEの稼働を管理し、システムの品質を担保するなどの重要な役割を担います。

インフラ系のITエンジニア

システム開発系のITエンジニアが「実際に目に見える部分」または「システムの動き」を作り上げるのに対し、インフラ系のITエンジニアはシステムを動かす裏の部分を担当します。

ネットワークエンジニア

あらゆるシステムはネットワークにつながることで、社内の色々な人とデータを共有したり、遠隔地からシステムを動かしたりできるようになります。多くの人が普段使っているスマホも、ネットにつながっているから友達や家族といつでも連絡が取れるのです。

例えばTwitterで「バルス」とみんなが一斉につぶやくときに、「サーバーが落ちた」「サーバーが耐えた」なんて言われますが、そのサーバーを構築しているのが「ネットワークエンジニア」となります。つまり、みんながいつでも安定してシステムを使えるように支えるポジションなのです。

データベースエンジニア

システムは使えば使うほどたくさんのデータが蓄積されていきます。店舗の売上管理をするシステムであれば、いつ何がどれくらい売れたなどのデータが蓄積されるでしょう。こうしたデータは企業にとって非常に重要な資産であり、データをもとにキャンペーンを開催する、経営計画を立てる際に活用するといったこともあります。データを活用するためには、そもそもデータを蓄積させていくデータベースというものを構築して運用していく必要があり、それを担うのが「データベースエンジニア」です。

セキュリティエンジニア

ネットワークにつながっているということは、サイバー攻撃などの被害にあう可能性もあるのです。サイバー攻撃を受けて顧客情報が漏洩したということになると、企業の信頼が落ちてしまいます。そうならないように、システムのセキュリティを強化するのが「セキュリティエンジニア」です。責任の大きな仕事だからこそ、社内のITエンジニアの中でも欠かせないスペシャリストとして重宝されるでしょう。

その他のITエンジニア

テストエンジニア

システムに数字を入力したらきちんと計算されるか、アプリでの支払いが正常に行えるかなど、システムが思うような動きをするかを細かくチェックするのが「テストエンジニア」です。ゲームのバグがないかを確かめるために、ひたすらゲームをプレイするのもテストエンジニアの一種です。

テストエンジニアとして活躍し、チームをまとめる立場になったり、プログラマーやSEへとキャリアチェンジしたりすることも可能です。

社内SE

社内のITに関するあらゆることを担うポジションです。新入社員のために新しいパソコンを用意したり、ネットワークの調子が悪ければ対処したり、業務効率化のために新しいシステムを作ったりと、幅広い業務を手がけます。

プログラミングスキルを活かしてすごいシステムを作り上げる、というよりも、社内のみんなが快適に仕事ができるように助けてあげるといった活躍がメインです。

フィールドエンジニア

取引先が使っているシステムでトラブルが起こったときに現地へ行ってシステムを直すなど、システムに関する直接的なサポートを行うのがフィールドエンジニアの主な仕事です。

こちらも社内SEなどと同様に、システムを作るというよりも、人と関わって困りごとに対応していくことがメインとなります。

まとめ

ミカタ画像

未経験からスタートできる代表的なITエンジニアについてご紹介しました。かなりざっくり分けると、ITエンジニアの仕事は以下3つになると思います。

  • システムそのものを作り上げる
  • システムを支えるネットワークなどインフラ側を構築する
  • 何かを作るのではなくスキルを使って周りをサポートする

ITエンジニアと一口にいっても仕事内容はそれぞれ違いますので、IT業界で働きたい方は、自分に合う職種は何なのかをまずは考えてみましょう。