おまけ(採用担当者様へ) PR

【意外とみんな間違ってる!】学生に魅力を伝える採用サイトの作り方

評価の高いニュースと人
【PR】プロモーションが含まれています。

求人を出すときに重要なのが、採用サイトが充実しているかどうかです。

新卒向けでも、中途向けでも、ほとんどの応募者が求人を見た後に会社のホームページ・採用サイトを見に行きます。それは、会社の雰囲気や事業などについてより多くの情報を得て、判断材料にするためです。

仕事柄1000社以上の採用サイト・採用ページを見てきましたが、正直「なんだかなあ」と思うこともあります。意外と多くのサイトが、学生に必要な情報を提供できていません。

そこで今回は、採用サイトで伝えるべき情報についてご紹介します。

(もし採用サイトをお持ちでなければ、コーポレートサイトに採用情報に関するページを追加するだけでも十分です!取引先に向けた情報しか載っていないサイトでは、応募者が離れてしまうことがあります。)

つまり何の会社なの?

採用特設サイトや採用情報ページで多いのが、「一体何をしている会社なのかわからない」というパターン。

もちろん求人広告で会社の紹介はしているでしょうが、文字数が限られているために詳細を伝えきれていなかったり、求人にすごくざっくりした内容しか書いていなくて、ぼんやりとしか事業内容しかイメージできない場合もあります。

いきなり「会社の想いや理念」「社会情勢における我が社の存在価値」「業界内でも珍しい取り組み」「社員のリアルな声」など伝えても、「そもそも何の会社なんだろう…」という疑問が払拭されないままでは、読んでいても何も心に入ってきません。

場合によっては、「よくわかんない会社だな」と思われて、離脱されてしまいます!

他社との差別化よりも一般的な話から!

「○○(会社名)ってなんの会社?」「○○(会社)について」など、ページもしくは項目を設けてまずは自分たちは何者なのかを応募者に知ってもらいましょう。

「どこで・だれに・なにをしている」でいいんです。簡単な言葉であればあるほどいいです。事業が伝わりにくければ、「扱っている商品って実はこんな身近なところにも使われていて、それを私たちはこうやって作っている・売っているんです」と伝えましょう。

大事なのは自分たちが伝えたいことではなく、相手に自分たちの事業を理解してもらうことです。ここではまだ他社との差別化を意識する必要はありません。なぜなら、業界のこともよくわからないのに、その会社の強みの何がすごいのか判断できないからです。

単語にも注意!

何も知らない人に向けて、丁寧にわかってもらえるよう努めましょう。「建材」「ゼネコン」「SIer」「ソリューション」「ICT」「シナジー」など、社内で当たり前に使っている言葉も、応募者によって理解度が違います。

会社説明したうえで、やっと詳しい話に入れる。

会社のことを大前提として紹介したうえで、仕事内容や一日の流れ、先輩からのメッセージ、実績、職場データなどを伝えていくと良いと思います。

抽象的な想いに特化していないか?

たまに見かけるのが、人事担当者や経営者のポエムのようなページ。採用サイトは確かに応募者・学生に、自社の想いを伝える場ではあるのですが、あまりにも「お手紙」になり過ぎる点は注意が必要です。

というのも、ポエムやお手紙のようなものは、「結局何が言いたかったの?」と受け取られる可能性が高いからです。

応募者・学生が知りたいのは、有益な情報です。この会社に入ることの価値、任される仕事の価値、どれだけ自分の求める環境とマッチしているかを知りたがっています。

そんなときに、採用サイトで「社会に出ると大変だけどね」「きっと悩むこともあるけど」「経験があなたを大きくするから」などなど、感傷的な言葉を投げかけても、「特に必要な情報ではなかったな…」くらいにしか受け取られません。

まだ社会人を経験していない人には、「社会に出るとこんなこともあるけどね」は、ピンとこないのです。その会社の雰囲気もよくわかっていない段階なので、「仲間になろう」と言われてもイメージができないのです。

採用サイトで自分たちの言葉を投げかけたいのであれば、意図を明確に持ちましょう。

応募者にどう受け取ってもらって、どういうアクションに繋げてほしいのかがぼんやりしていると、「よくわかんないな」で終わってしまいます。

求めてばかりになっていないか?

先の注意点と若干似ていますが、一方的に自分たちの求めることばかりを投げかけている採用サイトもよく見かけます。

「こんな人材がほしいんだ」「こういう成長をしてほしいんだ」「あなたにはこんな期待をしているんだ」と、求めることは簡単ですが、大事なのはそれで応募者が来るかどうかではありませんか?

採用サイトで「なんか難しそう…」「私はそんなできる人間じゃないしムリか…」と思わせてしまう意味がどれほどあるのでしょうか。

あれやこれやと求めるのであれば、せめて応募者・学生の意欲を駆り立てるような文章にしてあげてください。

採用活動でターゲットを定めることは大事ですが、採用サイトではむしろ、あらゆる角度から自社の“中”を公開して、応募者・学生に寄り添うことが必要だと思います。

コミュ力高くて柔軟性があってリーダーシップもある人材なんていない

「こんな人材がほしい」と伝えるときに、ある程度の数が存在するレベルで思い浮かべていますか?

自分からどんどん動いて話しかけるようなタイプで…、あと臨機応変に対応ができる必要もあるから柔軟性も持っていないとだね。それと将来的にはリーダーとして会社を引っ張っていってほしいからリーダーシップも必要だな。チームで動くから協調性も………

なんて、学生にどこまで求めるのでしょうか?そんな人は社会人にもいません。

そんなこと言って選り好みしていないで、自社で育てましょう。あれやこれや伝えれば伝えるほど、応募者が離れていくだけです。

もっと自社に興味を持ってくれた人を大事にしましょう。

どんな人なのかを面接などで見極めたり、お互いが納得するまで正直に話し合ったりするのが、採用担当の方や経営幹部の方の腕の見せどころではないでしょうか。

まとめ

今回はよくある間違いをもとに、採用サイト・採用情報ページの作り方についてご紹介しました。

応募者・学生に寄り添う気持ちを持って、会社の魅力が伝わる素敵なサイトを作っていただきたいと思います!