新卒や中途の採用活動を行っている担当者のみなさん、「自社の魅力」をご存知でしょうか?
求人を自分たちで作る、または代理店に求人制作を依頼するときに「何をアピールしたら良いんだろう?」とお悩みではないでしょうか。
そもそもうちには他社と比べて自慢できることはない…という場合もいれば、アピールポイントはいくつかあるが何をメインに伝えたら良いのかわからない…という場合もあるでしょう。
今回は前者の「アピールポイントが思い浮かばない」場合に使える、自社の魅力の探し方をご紹介します!色々な視点で自社を改めて見てみると、意外な発見があるかもしれません。
事業で差別化
灯台下暗しで、そもそも事業が珍しいなんてことはないでしょうか?
ニッチなサービスは応募者に興味を持たれやすいものです。「ウチは地味なことやってるから…」とあきらめずに、興味を持ってくれる人に向けてアピールしていきましょう。「ネジの製造に特化して50年か…なんかかっこいいな」と思ってくれる応募者はいくらでもいます!
また、ソフトウェア開発企業などはどれも同じ様に見えてしまいがちですので、「その中でも出版社向けに特化している」など、ある特定の業種に向けた事業を展開していることで十分に差別化が可能です。
そのほかにも、「社員数人の小さな商社だけど、海外のある国ではシェアがすごい!」なども大きな魅力です。
求人で同じ業種の大手企業と戦う必要はありません。大手と同じように色々と整えても、大手志向の応募者は結局大手に行きます。興味を持ってくれる人に、確実に魅力を伝えることを最優先しましょう。
人で差別化
社内に業界で知名度が高い方がいれば、その方にスポットを当てた求人も良いと思います。「そんなすごい人なんだ」と応募者に思ってもらえれば、それだけで応募数も増えます。
もちろん、有名人でなくても人で差別化ができます。ある社員の成長過程や仕事に対する想いなどをアピールしてみてはいかがでしょう。本気で頑張っている人に人は惹きつけられます。
また、経営者の方の「事業にかける想い」「社員を守るるための思い」などを伝えるのも良いと思います!
待遇や福利厚生で差別化
これは条件が限られますが、相場に比べて給料が高いことは大きな魅力です。また、月給はそう高くないけれど、賞与や住宅手当・家族手当などがあることで、「結局使えるお金は他社よりも多いよ」と具体的に伝えられれば、応募者も「こっちの会社のほうがいいじゃん」と心が動きます。
そのほか、珍しい福利厚生がないかもう一度探してみましょう。「健康診断・人間ドッグでいくらでも追加検査OK」「住宅を購入する場合には頭金を一部会社負担」など、自分たちではあまり意識していないことでも、応募者には魅力的に映るものです。
勤務時間で差別化
労働時間は多くの応募者が気にするポイントです。ただ、「残業少なめ」「残業ほぼナシ」などは、さほど珍しくなくなったのであまり差別化にならないかもしれません。
そこで、実働時間が短い場合は、そこも一緒にアピールしてみてはどうでしょう?たいてい1日実働8時間ですが、「実働7時間で、しかも残業ナシ。だからこんなにプライベートに時間を使える!」と言えれば差別化になります。
働く場所で差別化
出勤前にサーフィンできちゃう海のすぐ近く
田んぼと山に囲まれた空気もごはんも美味しい自然の中
観光地として注目され始めている島
ずっと○○市で働き続けられる
ランチのお店選び放題の有名ビジネス街
○○ヒルズで働ける
あんなところにもこんなところにも出張で行けちゃう
むしろ出社義務がないので好きなところで働ける
…など、働く場所についてもアピールポイントがないか探してみましょう!
まとめ
今回は、求人広告を出すときにアピールできそうなポイントについてご紹介しました。
自分たちでは当たり前に思っていたり、大して気に留めていないことでも、応募者からしたら魅力に感じることも多くあります。ときには視点を変えて、自社の魅力を探してみてはいかがでしょうか。