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転職サイトのスカウトメールは怪しい?実は転職成功への近道かも

スカウトメールは怪しい?
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転職サイトに登録していると、企業から「スカウトメール」が届くことがあると思います。しかし、多くの方は開封すらしないか、開封しても流し読みして終わりなのではないでしょうか。

スカウトメールは怪しいものではなく、企業が限りある配信数の中で、あなたに読んでほしいと願ってメールを届けています。もしかしたら、隠れた優良企業や、あなたにマッチした企業からスカウトメールが届いているかもしれませんよ。

テンテン
テンテン
でも急に「あなたに興味があります」って言われても、ちょっと警戒しちゃうよね。

スカウトメールは応募者に見つけてもらうための手段

書類を見ている人

転職サイトには、膨大な数の求人が掲載されています。最近は大手転職サイトDが「こんなたくさん求人があるの!?」みたいなCMをやっていますね。(たくさん求人が掲載されていても、自分に合った求人に絞ると数はグッと少なくなるのですが…)

企業としては、できるだけ多くのターゲット(求職者)に自社の求人を見てもらうことが最初の関門となります。競合他社の求人ばかりがサイト内で目立っていたら、自社の採用活動が成功する確率は低くなっていくわけです。

そこで、キャッチコピーを作り込み、ターゲットに合わせて検索設定を吟味する、などといったことをやって、できるだけ多くのターゲットに見つけてもらえるように頑張ります。

それでもまだ、ターゲットが自社の求人を見つけてくれないかもしれません。そこでスカウトメールを使って、ターゲットに直接「当社に興味ありませんか!?」とメッセージを送っているのです。

求人を見てもらうために、転職サイト内で企業側が行える唯一のアクションがスカウトメールなのです。そのため、採用活動においてスカウトメールは重要視されています。

スカウトメールをテキトーにばら撒いているケースは少ない

ハートマークを持つ人

スカウトメールに対して「怪しい」と感じるのは、しょっちゅう色々な企業からスカウトメールが届くからかもしれません。また、自分の希望に全然合っていない企業・職種のスカウトメールが届くからかもしれません。

そのため、「どうせテキトーにみんなに出してるんでしょ?」と思うかもしれませんが、基本的にはスカウトメールは際限無く企業側が配信できるものではありません。掲載プランによって「スカウトメール200通まで」など制約があるのです。

限りあるスカウトメールを有効活用するために、多くの企業は代理店の営業などと協力して、スカウトメールを誰に出すかといったことを決めています。例えば「20歳〜35歳の男性」「営業経験あり」「東京在住」「転職回数2回以内」など基本情報から条件を絞り、合致する人にだけメールを送っているのです。

ユーザー(求職者)からすると、時々希望する職種とは全く違うスカウトメールが届くことがありますよね。それは過去の職歴と合致しているために届いているのでしょう。マッチしていないスカウトメールは正直言って邪魔ですが、その転職サイトの仕様上仕方ないのでスルーしてください。

また、人材派遣系の大企業などで、しょっちゅう求人を出している企業は、たくさんスカウトメールを打っています。一応スカウトメールは企業が追加購入することも可能なので、「この企業からいつも大量にスカウトメールが届くなあ」ということもあり得ます。

日々スカウトメールに目を通していくうちに、「この企業は誰彼構わずスカウトメールを出していそうだな」と感じることがあると思いますので、そういう企業に引っかからないように見極めましょう。

その一方で、ばら撒きをせずに、本当にあなたのような人材に会いたくて、スカウトメールを出している企業は存在します。スカウトメールの中には、あなたにマッチした優良企業が隠れているかもしれないのです。

スカウトメールは定型文が当たり前

チェックリスト

スカウトメールが「どうせテキトーにみんなに出しているんでしょ?」と感じるのは、メールの内容が定型文だからということも関係しているでしょう。これは仕方のないことで、一人ひとりの経歴を見て、その人にオリジナルメッセージを送るということは基本的に行いません。

そもそも未応募の状態で、転職サイト登録者の細かな経歴や人となりは勝手に見ることができません。なので、オリジナルメッセージの作りようがありません。

また、一生懸命オリジナルメッセージを作っても、開封すらされないことが多いため、何百通ものメール文を考えるのは仕事として割りに合わないのです。少々ドライな考え方かもしれませんが、これが企業からしたら普通ですので、スカウトメールが定型文だからあーだこーだは気にしないであげてください。

スカウトメールの中から、希望にマッチする企業を見極める方法

仕事を求める人

最後に、スカウトメールの中から、自分の希望にマッチする企業を見極める方法をご紹介します。

まずスカウトメールに記載されている内容は、企業が特にアピールしたいポイントに絞られています。休みが多いですとか、経験が活かせるですとか、何かしらアピールポイントが書かれているので、あなたが転職において譲れない部分と合致しているかどうかを照らし合わせてみましょう。

あなたが転職によってワークライフバランスの充実を図りたいのであれば、「社会貢献性の高い仕事です!」といった内容をスカウトメールで打ち出している企業よりも、「残業少なめ・休み多め」「趣味や家庭の時間を大切にできますよ」などをアピールしている企業のほうが合っていますよね。

合致しているなと思ったら、スカウトメールから求人に飛べるので、求人をじっくり見て判断しましょう。自分の転職の軸とずれているのに、「なんか良さそう」と思ってスカウトメールにほいほい付いていってしまう人は意外と多いのです。

その他、ネットの口コミを見ることも大事ですし、その企業が「どれくらいの頻度で求人を出しているか」も参考になります。

「◎◎株式会社 事務職」などとネットで調べてみると、過去に掲載した求人が出てきます。中には一年中求人を出しているような企業もありますし、2ヶ月前に出したのにまた同じ求人を出しているといった企業もあります。

一概には言えませんが、求人を出す頻度が多い場合は、採用できれば誰でも良かったり、採用してもすぐに人が辞めたりしている可能性があります。ただ、企業がどんどん成長していて、採用しても採用しても追いつかないということもありますので、最終的には掲載されている求人に「嘘や隠し事がないか」を吟味しましょう。

耳障りの良い言葉ばかり並べられて具体的な話がない、なぜ人員募集するのか述べられていない、といった求人は意外に多いので注意してくださいね。

まとめ

今回伝えたかったことは、スカウトメールは全部が全部怪しいものではないんですよ!という点です。中には、本当にあなたのような人材を採用したがっている優良企業があります。

といってもスカウトメールが届いたからといって、必ず面接してもらえるわけではなく、書類審査で落とされることもあります。これが転職サイトを使っていてイラッとくる瞬間の一つですね。そっちがスカウトしてきたのに書類で落とすのかよと。

それでも、終わったことはさっさと切り替えるのが転職活動では大切です。もしかしたらスカウトメールの中に相思相愛の企業が埋もれているかもしれませんので、気が向いたときにチェックしてみてはいかがでしょうか。